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ガンドリル加工

 ガンドリル(Gun Drill)加工とは「ガンドリル」を使った加工のことをいいます。 ガンドリル加工を平たく表現すると【細くて長い穴をあける加工】と言えます。 ガンドリル加工は、深穴(フカアナ)加工ともいいΦ30以下の細穴を開ける加工を指す場合が一般的であり、穴径に対して5倍以上の深さの加工を行うときにガンドリルを使います。ガンドリルの名前の由来は、歴史的には小銃や猟銃(Gun)などの穴(Drill)を開けるために開発されました。その歴史は古く、1948年頃まで遡ります。 


ガンドリルは深穴加工を専門で行うためのドリルの名称で、通常のドリルとは異なります。通常のドリルで深穴加工を行うと、切削屑が内部で詰まり製品を傷つけたり、食いついてしまい、最悪の場合ドリルと製品の破損を引き起こしてしまいます。一方、ガンドリルはV型の形状をしており、先端から切削油を噴射することができます。切削油を噴射することで切屑が吹き飛ぶため、食いつきなどが起こらない仕様になっています。そのため、精度よく深穴をあけることが可能になります。


 加工の目的は多岐にわたりますが、代表的なものでは熱伝導性の高い銅のブスバー(bus bar)に細長い穴をあけ、中に冷却水を通し熱影響を抑制させる用途に用いられます。また、最近では(人工関節用)インプラントの穴あけにもつかわれているようです。


 ガンドリルは先端に超硬刃部、ドリルの柄となるシャンク、シャンクを保持して加工機と接続するドライバの3つで構成されています。ガンドリルの内部には切削油の流路があり、先端には切削油を噴射する油穴があります。シャンクの側面には切り粉を排出する為のV溝が彫られています。ガンドリルは、先端の油穴から切削油を噴射しながら高速回転し、切り粉をV溝で外に排出することで、深穴加工を可能としています。


 ガンドリルマシンは主にガンドリル、駆動装置、ガイドブッシュ、切削油タンクで構成されています。ガイドブッシュは、加工の際に加工穴の中心軸からガンドリルがズレることを防止します。このガイドブッシュの働きにより、高精度な穴あけ、優れた直進性を実現しています。






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