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加飾フィルム成形について

 前回、加飾についてで、加飾の概要についてコメントしましたが、その工法の一つであるプラスチック製品に施す加飾フィルム成形(decorative Film Molding)についてコメントします。


 加飾フィルム成形は、専用のフィルムを使用し、プラスチック製品や樹脂製品、金型製品等を装飾する工法です。 1枚のフィルムを成形時にセットするだけで製品に加飾することができるため、塗装やメッキ処理と比較して、手間や費用、時間がかからないという特長があります。


 フィルムの種類には、PE(ポリエチレン)フィルムや、PP(ポリプロピレン)フィルム、PC(ポリカーボネート)フィルムなど、日常生活で使用するものから、耐熱性・耐寒性が高く、高強度でスマートフォンの基板材料や人口衛星等の宇宙産業等過酷な状況で使用できるものまで多岐にわたります。また、木目調や石目調、メッキなど、バラエティーに富んだ色や模様、質感等があります。


 加飾フィルム成形の代表的な工法として、①フィルムインサート成形と、②TOM成形があります。


①フィルムインサート成形

 フィルムインサート成形は、機能性のあるフィルム(電気的機能や抗菌・抗ウイルス、耐薬品、指紋付着防止など)や、意匠(デザインや柄)が印刷されたフィルムを真空・圧空成形で製品形状に合わせて成形(プレフォーミング)した後、射出成形の金型内にインサートする成形方法です。(下図は、フィルムインサート成形です。)


②TOM成形

 TOM成形は、木目や石目、カーボン調の特殊なフィルムを3次元の形状に貼り合わせることで、塗装では不可能な柄の加飾を実現できる加飾工法です。また、機能性フィルムを使用することで、製品の意匠性向上だけではなく、封止や防水、防汚などの機能性を付与することもできます。


(参考ブログ)



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