第7回名古屋ものづくりワールド

更新日:4月17日

昨日(4月13日)、第7回名古屋ものづくりワールド展示会(4月13日、14日、15日の3日間、ポートメッセなごや にて開催)に参加したので、その状況についてコメントします。

生産技術、工場管理として、実務に活用する上で参考となりそうなものについて数例をピックアップして列挙します。(順不同)


(1)アイトラッキングシステム

DX推進の一つとして、アイトラッキングシステムという作業者の目の動きを見える化する技術が紹介されていた。熟練作業者の目の動きを視線計測し、初心者への人材育成や技術・技能の抽出・伝承、AI・自動化への活用が期待されているものらしい。人材育成としてはすでに(株)デンソーに導入実績があるとのこと。


(2)AIによる外観検査、予知保全

AIによる外観検査システムはいくつか紹介されており、傷・打痕はもとより、髪の毛などの複雑な形状の異物検知の紹介もあった。一方、予知保全については、複数のセンサー信号間の相関値の変化を予兆信号としてとらえて、処理していくという内容の説明があり、予知保全の一つのヒントとして興味を持ってきいた。


(3)3Dプリンター

3Dプリンターについては、短時間ではまとめきらないので今回は概要のみにとどめるが、生産技術としては治具の代用に使えるほどの硬さとなる炭素繊維を使用したものが興味を引いた。また、樹脂対応が主流の中、金属対応の3Dブリンターや光加工機も展示されていた。一方、プリンターに使用する供給材料も様々であり、供給材料のみのメーカーも何社か展示されていた。いずれにしても、各社は、より高精度のもの、(生産性を高める意味で)よりスピードアップを狙ったもの等のラインナップを目指しているようである。

一方、3Dプリンターの活用用途としてリーバースエンジニアリングがあるが、3Dスキャナーと3Dプリンターのセットでアピールするメーカーも多く(スキャナーデータをプリンターにそのまま使用できるため)、リーバースエンジニアリングの適用も進んでいるように見受けられた。


(4)量産終了金型サービス

以前から、当事業のコンサルティング対象の一つとして「店じまい活動」があったが、そのうちの金型対応分に関するサービスを専門で行っているメーカーが存在した。量産終了後の金型の改修・維持・保管管理、及び、必要時の部品調達のサポートを行うものらしい。


(5)最適超音波洗浄

超音波洗浄でかねてから懸念されていた超音波洗浄による製品へのダメージに対し配慮した洗浄方法として2周波(28KHzと75KHz)を同時発振させるものが展示されていた。この2周波の成分比率はそれぞれ 0-100%の設定が可能となっており、対象品にあったダメージの少ない均一な洗浄の条件設定が可能となるものである。(28KHz;洗浄力は強いがダーメージの可能性が高い周波数成分、75KHz;洗浄力は弱いがダメージの可能性が低い周波数成分)


(6)バリ取りカッター

切削穴バリ取りに特化したバリカッター及び加工プログラムの提供を行っているメーカーの展示があった。昔、公差穴のバリ取りで大変苦労していた時代を思い出し、ノウハウのかたまりのようなこれらのツールを興味を持って確認した。


(7)脱炭素対応

誘電率の高い鉱物(トルマリン、フェライト等)で構成した節電ユニットを使用して、電気使用率を5~15%削減できることを提案した展示があった。様々な分野への導入実績があるとうたわれていた。



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