はんだごて用スポンジについて
- shigeokumata
- 1月19日
- 読了時間: 3分
今回は、こてはんだ付け作業で欠かせない、はんだのコテ先をスポンジ(soldering iron sponge)で拭う動作に関連した内容についてコメントします。特に手作業のこてはんだ付けに対し、こてを使用したはんだ付け自動機にも関連した内容になっています。
はんだごて作業で使用するスポンジ(soldering iron sponge)は、こて先のメンテナンスには欠かせないアイテムです。正しく使うことで、はんだ付けの品質が一段と向上します。
以下に一般的なスポンジの使い方のポイントを列記します。(手作業を想定)
● スポンジの使い方について
1.スポンジを湿らせる
・水でしっかり濡らしますが、絞って「水が垂れない程度」にするのがコツです。
・水分が多すぎると、こて先の温度が急激に下がって作業に支障が出ます。
2.こて先のクリーニング
・はんだごてが十分に温まったら、こて先をスポンジに軽く押し当てて汚れを落とします。
・黒く焦げたはんだや酸化膜を取り除くことで、はんだの乗りが良くなります。
3.作業中もこまめに清掃
・はんだ付けの合間にも、こて先をスポンジで拭って常に清潔に保つことが重要です。
・汚れたこて先は熱伝導が悪く、はんだ不良の原因になります。
上記は、手作業の場合を想定した記述になっていますが、はんだ付け自動機の場合はそう簡単ではありません。はんだごてをスポンジで拭う動きの中にも、はんだ付け品質を左右する要因が多く含まれており、それが製品品質に大きく影響する為でもあります。
以下に、はんだ付け自動機のスポンジで拭う動きに関連する自動機で抑えるべき要素について、列記します。
①スポンジの適正状態確保として
・スポンジへの適正な水分補給(自動水分補給)
・スポンジの表面の清浄状態の維持(機構改善(自動でスポンジ表面清掃)及び定期交換等での管理)
②はんだごての清掃動作について
・基本的には、はんだ付け実施毎の清掃(拭う回数は、実際のはんだ付け工程内容に依存されるため、はんだごての清浄性確認テストにて選定)とする。
・こて清掃から、実際のはんだ付けまでの時間を確保すること、つまり、適正なはんだ付け温度までのこての昇温時間を確保する為、こて先清掃後のこて先温度の昇温確認テストを実施し、最適復帰時間を加工条件として選定する。
以上が、はんだ付け自動機の場合の、こて先をスポンジで拭う動作での注意点となりますので参考としてください。
今回は、スポンジによる清掃を主体に記述しましたが、ブラシによるクリーニングなどもありますので、別途改めて紹介いたします。




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