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ゴムの切削加工

 ゴムの切削加工(rubber cutting processing)は、ゴム製品を作る工程のひとつとして挙げられる手法です。主に切削加工では、旋盤やフライス盤などの機械を活用した方法から、職人の手作業による加工などが存在しており、金型による加工とは異なる特徴があります。


 ゴムの切削加工では、ある程度の誤差があっても、そのゴム製品が全く使えないという訳ではありません。使用上では問題ない場合もあるため、製品毎に許容される範囲が決められています。この許容される誤差の最大・最小寸法の差を「寸法公差」と言いますが、ゴムの寸法公差は、海外の規格を参考にしたり、メーカーがこれまで蓄積したデータや経験を元に決められます。具体的には、精密さが要求される場合には±0.2mm程度、あまり精度が求められないものは±1mm以上でも可能な場合があります。また設備環境や作業者の技量によっては、図面で要求される精度には大きさ・形状・材質によって±0.1mmのものもあります。


ゴム切削の主な加工方法は以下の通りです。

●ウォータージェット加工  ウォータージェット加工は高い水圧をかけることで、素材をカットする加工方法です。様々な角度から切り込めるため、複雑な形状に対応しやすいです。またカッターなどでは加工しにくい分厚い素材や硬度の高い材質にも向いています。


●フライス加工  フライス盤に装着した刃を回転させながら、固定した素材の方を動かしてカットする方法です。平面フライスや刃の形状により、外装を削る平面や側面の加工から、段差や溝を作る加工なども行えます。主に「面」を加工する際の方法です。


●旋盤加工  旋盤加工はセットした素材を回転させ、刃を当てながらカットしていく加工方法です。フライス盤が面を加工するのに対して、旋盤では円の加工に使用されます。主に外径や内径の削り、ネジ山を作るねじ切り加工などを実施することが可能です。


●ボール盤加工  ボール盤に装着したドリルを回転させ、固定した素材を削る加工方法です。フライス盤と似ていますが、ボール盤ではセットした素材を移動させられません。構造も簡素なので、主に穴あけ専用の機械として利用されることが多いです。


【具体的なゴムの種類】

 天然ゴム(NR)

 アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)

 クロロプレンゴム(CR)

 シリコーンゴム(Si)

 ウレタンゴム(U)

 エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)

 フッ素ゴム(FKM)

 ゴム切削では、対応できる素材の硬度にも限界があります。例えば、形状や材質で異なるものの、切削加工では目安として30~95度まで加工することが可能です。

そして硬度が低いものや高いものに合わせて、加工方法も変わってきます。具体的には硬度30度以下のものは刃物での切断、硬度40度以上になると刃物だけでなく削りの工程も加えるなどです。


※)ゴムの硬度

 ゴムの硬さの指標には「JIS規格」を使用、JIS規格に合わせたデュロメータAで測ると例えば・・

 ex.ゴム手袋;23°程度、消しゴム;56°程度、ディスクマット;85°程度


(参考ブログ)




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