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圧入プロジェクション接合

 今回は、自動車部品等で採用されている圧入プロジェクション接合(Press-fit & projection welding )技術の概要について簡単に紹介します。


 圧入プロジェクション接合技術とは、抵抗溶接をベースにした固相拡散接合で、接合しようとする母材同士を融点以下の温度で加圧・ 圧入・接合する技術です。

 圧入プロジェクション接合は加工対象部材に圧力を加えて、電極で通電して圧力と抵抗発熱で部品同士を密着させる技術(固相拡散接合と呼ばれる)であり、接合部分の強度が高く、自動車部品の高機能・高品質化と低コスト化が可能となっています。

 現在、自動車のトランスミッションやエンジン制御装置構成部品などで、主要自動車メーカーのほぼ全社で採用されているようです。


●圧入プロジェクション接合の特徴

・高い生産性を有する。抵抗発熱が拡散接合の熱源となる。

・接合部には圧縮応力が残留する。高い疲労強度を有する。また水素脆性に耐性がある。

・熱処理した鋼の接合が出来る。浸炭焼入れとガス軟窒化の接合を量産している。






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