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shigeokumata

PEST分析について

更新日:1月13日

SWOT分析で述べたと同様に、生産技術コンサルティングとして、企業の技術力の状況を分析し、今後の進むべき方向性を企業の首脳陣が自ら導き出せるように支援することは重要なことです。そのフレームワークの一つとしてPEST分析があります、「PEST分析」とは企業を取り巻く外部環境のうち、事業活動に影響を与える可能性のある要因を政治(Politics)、経済(Economics)、社会(Society)、技術(Technology)の4つの視点で特定し、将来の動向を分析していくフレームワークであり、マーケティングマクロ環境分析の中でも、最も有名なフレームワークです。

事業活動や経営管理において、どれだけ自社が努力してもその成果が外部環境と適合していなければ、市場で受け入れてもらうことはできません。

PEST分析は、3年から5年程度の長期トレンドをみていくのが基本であり、日常的に頻繁に分析が必要なものではありません。しかし、新規事業や新しいサービスをリリースするとき、既存の業界で大きな変化があったときなど、タイミングごとに分析すると、大きなチャンスがつかめるかもしれません。

長期トレンドなので予測を正確にするのは難しい面がありますが、仮説でもよいのでPEST分析の各項目に対して、予測を立てていくことにより、マクロ環境変化があったときに、より積極的な行動がとれる可能性がたかまります。

PEST分析においては分析対象となる企業の事業領域やマーケティング領域を考慮して分析範囲を適切に設定することが必要であり、分析対象となる企業の特性を十分考慮してモレ無くダブリなく実施することが重要となります。

PEST分析における近年の具体的な方向性でいえば、政治(Politics)、社会(Society)に関連する視点としてはSDGsや、インダストリー4.0の動きと絡めた内容が予測され、技術(Technology)の視点としては、AI、IoT、3Dプリンターの具体的活用を含めた内容がこれからの課題となると予想されます。これらがまさに時代の潮流に乗った形での活用の方向性となりうると考えます。ただし、いずれの方向へ進むにしても、長年培った自社技術のしっかりとした棚卸しや、詳細分析をその前準備として今から実施しておくことが必要になるはずです。

このPEST分析を企業の技術面に特化して検討を進めることにより、技術革新の方向性を見出すことが可能になると考えます。

上記のような分析検討は、企業の首脳陣(経営者、生産技術関係者等)が自らその分析手法を理解した上で、常日頃から使用し、定着化することがなにより重要になります。


この技術面に特化した、PEST分析による企業戦略立案における指導・支援が生産技術コンサルティング対象となります。


(参考ブログ)





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