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インダストリー4.0について

更新日:2022年6月17日

インダストリー4.0は「第4の産業革命」のことをさしていますが、ドイツやアメリカなどの欧米諸国で活発化している取り組みであり、ネットワークで情報をつなぎ、コンピューター、人工知能等を活用して生産や流通などの自動化を最適なレベルにまで引き上げるというものです。

第1次産業革命~第3次産業革命について簡単に述べると、 第1次産業革命は水力、蒸気機関を活用した機械設備の導入、第2次産業革命は大量生産、分業制、電力の利用、第3次産業革命はエレクトロニクス・IT技術活用による自動生産促進である。これらに対し(これらの下地の上での次のステップとして)、第4次産業革命は一言でいうとCPS(Cyber Physical System)を使ったスマート工場の実現ということができます。

ここで、CPS(サイバー・フィジカル・システム)の サイバーは人工知能やITを意味し、また、フィジカルは現実世界(工場で言えば現場)を意味するもので、現場の情報をデジタルデータに置き換えてコンピューターに情報を吸いあげて人工知能などのITを活用して、より速く、より効率的で理想的な生産を実現していくというシステムのことを意味します。

また、スマート工場は、今話題になっている IoT (Internet of Things)つまり、モノとモノとがセンサーなどによりインターネットでつながっている社会の実現がベースになっています。

第4次産業革命後の世の中のイメージとしては、完全オーダーメイド(工場としては多品種、少量生産を大量生産と同様のコストで生産)が実現可能となり、無駄な在庫、材料、エネルギーがなくなり、地球にやさしく、生活様式、通勤のあり方、教育のあり方等すべてが大きく変貌するものと考えられます。

この(第4次産業革命の)大きな潮流に対し、欧州のみでなく、日本においてもうまく向き合う必要があり、製造業においても、大企業はもとより、中小企業もいち早く対応していくことが、企業の飛躍につながるビックチャンスとなることが予想されています。(小回りの利く中小企業だからこそ、うまくかじ取りをしていくことができるという意味で・・)


この第4次産業革命を見据えた、モノづくりの中心となる生産技術関連の今後の方向性に対する、指導・支援がコンサルティング対象となります。








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