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shigeokumata

共創による効果

 「共創について」で、共創の3つのタイプそれぞれの特徴についてコメントしましたが、ここでは共創を実践することにより期待できる効果(Effects of co-creation)等について記述します。(ネット情報から引用)


 共創を実践することにより、自社のみの事業では得られない多くの効果がもたらされることが期待できます。以下に、共創によって得られる効果等について簡単にご紹介します。


●新たな顧客層やファンの獲得

 共創を通じて異なる視点を持った企業や消費者と連携することで、市場の変化を敏感に読み取れるようになります。これにより、ニーズにマッチした商品やサービスを提供し続けていくことが可能となるため、新規顧客の確保につながり、売上アップを期待できる点がメリットです。また、双方向タイプの共創を実現できれば、商品やサービスについて消費者に愛着を持ってもらいやすくなり、長期的なファンの獲得を見込めるでしょう。


●不足しているリソースの補完

 共創によって、ボトルネックとなっていたリソース不足を解消できます。今まで実行できていなかったアイデアの実現の可能性を高められるようになるでしょう。たとえば、海外での顧客基盤を持つ企業との共創による販路拡大や、自社にない技術を持つ組織との共創による新商品の開発などがあげられます。一から供給網を構築したり、技術開発を行ったりするケースと比べて、コストや時間を削減できることが強みと言えます。


●シナジー効果の獲得

 共創によって複数の関係者が協力し合うことで、シナジー効果を期待できます。特に、生産シナジーや販売シナジーなどの獲得が見込めます。

生産シナジーとは、生産に必要な設備や情報などを共同利用して得られる効果です。たとえば、複数の企業が一括で仕入れを行うことによって仕入れ量が増え、価格交渉の余地が生まれることで、コスト削減につなげることができるようになります。複数企業の物流業務を一つに統合することで在庫管理を効率化し、工場の稼働率向上を狙うことも可能です。

販売シナジーとは、生産設備や流通経路、販売組織などを共有して得られる効果です。M&Aによって短期間でブランド力を高め、販売効果を得ることも販売シナジーと言えます。


●新規事業の創出

 共創によって自社のみでは得られなかった視点を獲得できるようになります。これまでにはないビジネスアイデアが生まれ、新規事業の創出につながることが期待できます。自社のみの場合と比べて多くのリソースを確保できることも、新規事業の展開の後押しとなるでしょう。


●人材育成の効率化

 パートナーから自社にはないノウハウを学ぶ機会が得られることも、共創のメリットです。マーケティング戦略の立て方やアイデア創出のコツなど、幅広い場面で有用なノウハウを獲得できます。そのため、人材育成の観点からも共創の効果は大きいと言えます。





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