先日(7月27日)、第2回 IoTソリューション展【名古屋】(7月27日、28日、29日の3日間、ポートメッセなごや にて開催)に参加したので、その状況についてコメントします。
生産技術、工場管理として、実務に活用する上で参考となりそうなものについて数例をピックアップして列挙します。(順不同)
(1)3次元ならい2次加工機
3次元のならいバリ取り、トリミングを実現させたもので、ワーク毎の変形・縮み、及び、治具、ロボットの誤差に対応させた加工が可能となっている。
主に大物成形品(ブロー成形等)のバリ取りをロボットで3次元加工を実施していた。近年の軽量化の流れでCFRP成形品でのサンプルも掲示されていた。
(2)生産設備のIoT&AI化ソリューション
PLC予知保全と称して、既存設備のPLCからのデータ収集、自動分析、診断、可視化環境をスピーディに構築可能とし、予知保全の領域をさらに広げるべく、設備稼働率向上、生産・品質向上、保全業務の効率向上に寄与するものが現れてきている。
(3)デジタルホワイトボード
進化したデジタルホワイトボード、大画面に書き込みができるから分かりやすい。スマホ画面の取り込みも瞬時に可能、USB1本でデータの供給、(PDF)記録も可能のもの。
工程管理の情報共有、現場写真への書き込み、作業の見える化、打ち合わせなどに活用可能となる。また、遠隔画面共有、オンライン配信、研修・講習会使用もできると予想される。
(4)無線通信システム
IoTソリューションとして、これから特に必要になってくるIoT対応の無線通信システムが目を引いた。各種加速度センサー、電流センサーの計測ソリューションや、位置情報ソリューション等々、それらとの連携を安定的かつ効率的に実施するシステムが開発されてきており、IoTを実際の現場で活用していくベースが構築されているという雰囲気が伺われた。
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