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EVバッテリーについて

 EVバッテリー(EV battery)とは、電気自動車 (Electric Vehicle) 用途のバッテリーです。


 EVの駆動系は、バッテリー、モーター、インバーター、制御装置などの装置で構成されています。


 バッテリーから供給される電気でモーターを駆動し、車輪に直接、またはギヤを介して動力を伝えます。エンジン車と比較すると構成がシンプルになるため部品点数は減少し、組み立て工程も簡略化できる可能性があります。


 EVのバッテリーは、最小単位の「セル」、セルの集合である「モジュール」、モジュールの集合である「パック」といった階層構造になっています。EVのバッテリーパックは車体底面の大半を覆うほどの大きさがあり、車両の全重量に対してかなりの比率を占めることになります。


 一度限りの使用で電池が切れるのではなく、充電すれば何度でも使用できます。現在、EV電池として使用されているのは、リチウムイオン電池が主流です。


 リチウムイオン電池は、それ以前のバッテリーである鉛蓄電池に比べると軽量・大容量であり、エネルギー密度が高いという長所がある反面、電解液漏れや発火事故の危険性があるという短所もあります。そのため、現在は次世代のEV電池として、電解液を使用しない全固体電池の開発が進められています。

 

●EV電池の使用用途

 EV電池は、車載用バッテリーとしてハイブリッド車・EVの電源に使用されます。また、最近では、EVの電源としての用途だけでなく、電力の安定供給のため、EV電池をEVに搭載したまま仮想発電所としての利用も期待されています。


 電力は大量の備蓄が難しいので、電力不足による突発的な停電が大きなリスクです。電力不足が発生したとき、実際の発電所からの電力だけでなく、企業や一般家庭の太陽光発電・蓄電池・EVからの電力を融通する仮想発電所構想の中で、EVとEV電池の用途はさらに広がります。


(参考ブログ)



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