バレル研磨について

 バレル研磨(Barrel Polishing)とは、ワークとメディア(研磨石、研磨材)、コンパウンド(研磨助剤)との 相対摩擦により加工を行う研磨方法です。バレル研磨機は、機械加工品、プレス品、焼結品、ダイカスト品、熱処理品のバリ取り、スケール除去、R付け、平滑仕上げ、光沢仕上げなどあらゆる仕上げ目的に対応できる機械です。

 実際、生産技術コンサルティングの中で、金属加工を行っている企業様の工場視察の際、仕上げ工程として、よく見かけるのがこのバレル研磨工程です。


代表的なバレル研磨方法(研磨機)を列挙すると下記のようになります。

(詳細は(株)チップトンのHP参照

①回転バレル

 もっとも基本的なバレル研磨機で、断⾯8⾓形のバレル槽を回転すると、その内部では工作物と研磨石のかたまり(「マス」という)の表面に流動層が形成され、ここを滑落する工作物が研磨石と擦れ合って加工される


振動バレル

 環状バレル槽とこの中心に上下方向に配置した振動モーターとがバネ上に支持され、振動モーターの作動によりマスに3次元振動を生じさせる。マス全体が流動する中で工作物が加工される。


③遠心バレル(下図はこのバレル研磨機です。)

 回転するターレット盤の円周上に断⾯6⾓形又は8⾓形のバレル槽を自転可能に配置したもので、各バレル槽はターレット盤の公転とともに逆方向に自転する、つまり遊星旋回することでマスの表面に流動層が形成され、工作物が加工される。


④渦流バレル

 筒状固定槽とその下端に配置したお椀型の回転盤とでバレル槽を構成し、回転盤が回転することによりマス全体が流動する中で工作物が加工される。


 金属加工品の仕上げ工程となる、バリ取り、スケール除去、R付け、平滑仕上げ、光沢仕上げなどの加工については、バレル研磨以外にも様々な研磨法があり、参考として、下記します。


(参考)バレル研磨以外の研磨方法(チップトンより)

 ブラスト研磨(ウエットブラスト・サンドブラスト)、ブラシ研磨、ベルト研磨、センタレスバフ研磨、ショットブラスト、電解研磨、磁気バレル(磁気研磨)、バフ研磨




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