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ボール盤加工技術

更新日:2022年10月28日

機械加工の加工方法の一つである切削加工を行う工作機械の一つであるボール盤による加工としてボール盤加工がある。

ボール盤加工は工作物を固定し、ドリルなどの工具を回転させながら、送りをかけて穴加工する加工方法です。

ボール盤の基本構造はベース、コラム、主軸頭、主軸、テーブルで構成されています。

ボール盤の種類としては、卓上ボール盤、直立ボール盤、ラジアルボール盤等があります。

①卓上ボール盤

 10mm以下の穴あけ作業が多く、取り付け可能なドリル径は13mmまでの機種が多い。

②直立ボール盤

 工場フロアーに直接据え付けされ、利用できる最大ドリル径は50mm前後となる。

③ラジアルボール盤

 より大きな工作物の穴あけに利用されるものであり、コラムを支点としてアームを旋回または上下に動かすとともに主軸頭をアームに沿って動かして穴あけ位置を決め、加工します。


基本的な加工作業として、穴あけ、深穴あけ、リーマ仕上げ、タップ立て、中ぐり、座ぐり、皿もみ、深座ぐり等があります。工作物の取付方法はフライス盤と同様に、主としてバイスによる取付けが行われます。


加工条件としては、切削速度(ドリルの外周速度)と 送り(1回転当たりのドリルの進む長さ)があります。


ボール盤加工についても、旋盤加工と同様、ポピュラーな加工方法であり、特に技術面での支援は不要と考えますが、生産性向上、品質向上面等で助言できる部分があれば コンサルティング対象とさせていただきます。








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