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シムについて

更新日:2023年8月8日

 現在、シム(Shim)の加工を業とされるお客様がおられる為、今回、シムとはどんなものなのかについてコメントしたいと思います。(シムカードのSIMではなく、ごく薄い金属片というイメージのものです。)


 機械を組み立てる上で使われる詰め物のことを「シム」(Shim)と呼びます。(本来シムの目的としては、試作品を組立てる際に使用する場合、量産前に各種工程の条件設定を行う際に使用する場合、機械調整に使用する場合等、その使用範囲は様々ですが、今回は機械組み立てにおける使用の場合を題材としてのコメントになります。)


 機械を組み立てる際、部品をただ取り付けるだけではうまく精度が出ないことも珍しくなく、部品を積み重ねる中で差が出た場合は細かな調整が必要になります。こうした精度の調整で使われるのがシムという部品です。シムを使わず既存の部品だけでぴったり合うのが理想的ですが、部品の傾きや部品の位置が完璧な状態になっていない場合、シムを挿入することで理想のバランスを実現します。

 シムを多用しすぎると、部品をばらした際にシムを紛失するリスクが高まったり、組み立てを再現できなかったりといったデメリットもあります。またシムを多用することで機能が低下したり、見栄えが悪くなったりする場合もあります。


 シムの材質については、組み立てる機械に合わせて様々な材質が用いられたシムが存在しており、臨機応変な使い分けが可能です。金属材料の場合、ステンレス製が一般的ですが、他にも真鍮やアルミ、チタン、銅など、その材質は多岐にわたります。形状についてはシムが必要になる部品や位置に合わせて加工されるため、様々な種類が存在します。


 厚さや長さもミリ単位で調整でき、リング型の製品の高さ調整にシムを用いる場合なら、シムも同様にリング型を選択します。他にも「C」字型のシムやモーターの高さを調整するベース用シムなど、挿入する箇所に沿うような形状で柔軟に加工されます。


 一方、シムの種類は形状や材質によって分類されています。隙間を埋めるための薄い板ですが「シム」は大分類の呼び方で、さらに細分化し「スペーサー」「ライナー」「ワッシャー」というような呼び方をする場合もあります。






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