産業用ロボットなどが稼働している職場では、セーフティレーザスキャナ(Safety Laser Scanner)が設置されているものが散見されます。
このセーフティレーザスキャナは、主に生産現場で人が危険な機械や設備に近づいたことを検出するための安全機器です。
人がレーザスキャナの警告領域に進入すると、警告信号によるブザー音や表示灯の点灯・点滅を通じて人に注意を促します。
さらに、警告領域内側の防護領域(進入すると危険な場所)に人が進入すると、機械の起動許可信号をオフにして、機械を停止させます。
レーザスキャナによっていったん機械を停止させると、人が防護領域内にとどまっている間は、機械の起動許可信号はオフの状態を維持します。人が防護領域の外に出ない限り、機械は再起動できません。
警告領域の設定は、ある程度自由に設定することができます。また、ある1つの警告領域に加えて複数の場所を警告領域として設定することや、警告領域を全く設けないことも可能です。
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