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応答曲面解析

 生産技術業務の一つとして、計画された加工工程の加工条件を設定する場面があります。その加工条件が最適のものであることを立証するためのツールとして、よく使用されるのがこの応答曲面解析です。


 応答曲面解析は、応答曲面法(Response Surface Methodology: RSM)を活用した解析手法です。略してRSMとも言われています。応答曲面法は、量的因子に対して、実験計画とデータ解析を組み合わせた方法として発展してきたと言われています。


 応答曲面解析は、実験計画に従って採取されたデータ(これが応答と呼ばれるもの)を目的変数とし、実験で取りあげた因子を説明変数として重回帰分析を行います。ここで、得られた重回帰式を使って応答の値を予測し、応答を最大あるいは最小にする因子の最適条件を導きます。応答について得られる重回帰式は因子の多項式となる場合が多く、予測値の同じ値を結んだ等高線グラフが曲面となるので、応答曲面と呼ばれているわけです。


 RSMの実験を計画する際、解析を成功させるため、以下3つのことがポイントと言われています。(基本的なことですが・・)

 ①因子が量的であること。

 ②因子の水準は3水準以上に設定すること。

 ③純誤差を評価するため実験の繰返しを行うこと。


 このような生産技術業務の中での 加工条件の主要因解析、量産品の不良要因解析等への 応答曲面解析の活用方法についての 指導・支援が コンサルティング対象となります。





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