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枝分れ実験解析

更新日:2023年9月14日

 生産技術業務の中には、加工工程の加工条件を見極めるための実験など、本格的な実験の前に、測定誤差などのばらつきを評価する必要が生じる場合があります。そのためのツールとして、よく使用されるのがこの枝分れ実験解析(Nested Design)です。


 一般に、実験の目的には、特性を大きくする、あるいは小さくする条件を探索するためのものと、ばらつきの大きさを評価するものがあります。この枝分れ実験は要因別にそれぞれの要因のばらつきの大きさを評価するために計画するものです。


枝分かれの形になるので、枝分れ実験解析(Nested Design)と呼びますが、本格的な実験の前に、測定誤差などのばらつきを評価するのに、便利な実験計画法の1つの手法です。


ばらつきを評価する手法としては、枝分かれ実験、GR&Rがありますが・・・


枝分れ実験解析

 サンプリング→測定のどこのばらつきが大きいのかを推定することができます。

あらゆる実験でばらつきは重要な問題です。特に、測定のばらつきは、実験を実施する前にある程度把握しておく必要があります。せっかく計画を立てて実験をしても、そもそも測定結果が大きくばらつくとしたら、変更した因子が原因なのか、測定のばらつきによって生じているだけなのか、見分けがつかないことになるわけですから・・・


②GR&R(参考ブログ;ゲージR&R

 すでに以前のブログにて解説した、繰返し性(測定器変動)と再現性(測定者変動)を推定する手法です。


 このような生産技術業務の中の 加工条件など多数の説明因子の関連を見極める場合の枝分れ実験解析の活用方法について 指導・支援することが コンサルティング対象となります。


(参考ブログ)




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