当生産技術コンサルタントは生産技術関連のコンサルティングを主体としていますが、一部、販路開拓のコンサルティング(技術側面からの支援)も行っているため、今回は、営業職における強化策である MA:マーケティングを効率化するシステムについて、簡単にコメントします。
MAは「マーケティングオートメーション(Marketing Automation)」の略です。
MAは、見込み客を「顧客」にまで育てる、つまりリードナーチャリング(※1)を受け持ちます。そのために、相手のアクションやタイミングに合わせて、適切なコンテンツをおもにメールで発信し、相手の興味や関心をかき立てる役割を担います。ただし、どんなアクションに対して、あるいはどのタイミングでアプローチするかは、MAの助けを借りつつもマーケターが設計しなくてはなりませんし、発信するコンテンツの内容も、人の手で作らなくてはなりません。
MAは、「オートメーション」といいつつも、すべてツール任せというわけではなく、マーケティングプラン全体の設計やカスタマージャーニーマップ(※2)の作成などは、人の手で十分に練り上げておく必要があるわけです。
MAは、ひとたび設計できてしまえば、当初の予定どおりのアプローチを実行してくれますし、その結果を踏まえて微調整していくことで、マーケティング活動全体の効率をさらに高めることができます。
(※1)リードナーチャリングとは、見込み客(リード)の購買意欲を高め、受注・商談へと繋げるためのマーケティング活動
(※2)カスタマージャーニーマップは、顧客が商品やサービスを購入するまでのプロセスを可視化し、チーム内における認識や課題を明確にできるツール
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