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製造業のKPI管理

 製造業におけるKPI管理(Key Performance Indicator)について簡単にコメントします。KPI(Key Performance Indicator)は、日本語で「重要業績評価指標」を指しています。


製造業におけるKPI(重要業績評価指標)管理は、生産効率や品質向上、コスト削減などを目指すために非常に重要です。


 KPIは、企業の最終目標であるKGI(Key Goal Indicator)の達成までに至るプロセスで設定される中間目標となります。組織や従業員個人が、この中間目標をどの程度まで達成できているかを定量的に計測するために利用されます。


KPIの活用方法

・現状の見える化: KPIを設定することで、製造現場の現状を数値で把握しやすくなります。

・改善活動の指針: KPIを基に改善活動を行い、生産性や品質の向上を図ります。

・評価とフィードバック: 定期的にKPIを評価し、必要に応じて目標を見直します


KPI管理を効果的に行うことで、製造現場の効率化や品質向上が期待できます。


KPI設定のポイント

1.具体的かつ測定可能: KPIは具体的であり、数値で測定可能である必要があります。

2.達成可能: 現実的で達成可能な目標を設定することが重要です。

3.関連性: 企業の最終目標(KGI)と関連性がある指標を選びます。

4.時間制約: 達成期限を明確に設定します。


 KPIの設定には目標達成のフレームワークとして知られている「SMART」の法則に当てはめながら考えるのが効果的であるとも言われています。


「SMART」は、Specific(具体的に)、Measurable(測定可能な)、Achievable(達成可能な)、Related(経営目標に関連した)、Time-bound(時間制約がある)というそれぞれの頭文字を取った用語です。


●製造業でよく使われるKPIの例

 1.生産性

  労働生産性、設備稼働率、総合設備効率(OEE)

 2.品質

  不良率(工程内、最終検査)、直行率(手直しなしで合格した製品の割合)、良品率

 3.コスト

  製造原価、材料費、購入品費、労務費(出来高工数)、設備償却費

 4.納期

  納期遵守率、生産リードタイム


 実際の運用は、個々の企業の状況に合わせた対応が必要であり、その効率的な対応に対する指導支援がコンサルティング対象となります。








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