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生産性向上について

 製造業において盛んにおこなわれている生産性向上(Increased productivity)についてコメントします。


 生産性向上とは、端的に言えば、インプット(企業の投資)に対するアウトプット(成果)の比率を増やすことです。つまり、投資することにより生み出せた成果が生産性であり、その成果を上げることが生産性向上であるといえます。


 製造業の仕事における生産性とは、労働時間に対してどのくらい成果が得られたのかという「労働生産性」のことを指します。労働生産性とは、労働者1人当たりまたは1時間当たりに生産できる成果を数値化したもので、1人の労働者につき、どれくらいの利益が得られたのかを数値化できます。


 以下の計算式により、労働生産性を算出できます。

  労働生産性=労働による成果(アウトプット)÷労働投入量(インプット)


 生産技術が行う直接作業者の生産性向上の方策としては、下記のようなものがあります。

①直接作業工数削減(省人化対象)

 ・協働ロボットなどを使用した自動化(手作業分の工数削減)

 ・加工工程のタクトアップ等による作業工数削減(工法改善、新技術導入等)

 ・工程の統廃合化を視野に入れた作業工数削減


②段取り、部品供給等間接人員の作業工数削減

 ・自動段取り化、段取りロボット等活用、パーツフィーダーなどによる自動供給


③ライン管理工数削減

 ・管理図作成工数、抜き取り計測工数等の削減


④その他

 ・不良低減による良品率向上、レイアウト改善による作業効率向上等


 以上のような、生産性向上に関わる、支援・指導がコンサルティング対象となります。




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