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決定木分析とは

更新日:2023年9月30日

 たくさんのデータや数値を分かりやすい図表で表現し、理解しやすい分析方法として、決定木分析があります。決定木分析はビジネスデータだけでなく、ほぼ全ての分野でよく使われており、生産技術分野においても例外ではありません。


 決定木(けっていぎ、英: decision tree)とは木構造でデータを分類していく手法です。木構造なのでデータを上から各クラスに分類していくので、分析結果の解釈が容易になります。決定木は、特に、意志決定を助けることを目的として作られています。


 決定木の特徴はなんといっても、効果的な切り口を発見しやすいところです。

 決定木には、他に2つの呼び名があります。ひとつは、分類木 (classification tree)であり、もうひとつは、回帰木 (regression tree)です。名前の通り分類木は対象を分類する問題を解き、回帰木は対象の数値を推定する問題を解くのに使用されます。


 決定木の長所と短所についてまとめると・・


●長所

・可読性が高い;木が生成されるイメージから出力結果の分析が容易

・説明変数・目的変数共に名義尺度から間隔尺度まで様々扱える。

・質的データから量的データまで様々扱える。

・外れ値に対して頑健


●短所

・分類性能の高い手法ではない

・過学習を起こしやすい;パラメータの調整や枝の刈り込みを上手に行う必要あり

・線形性のあるデータには適していない






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