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事業承継(生産技術)

 生産技術コンサルティングというと、あまり「事業承継」にはかかわらないと思われがちですが、製造業の経営者にとって 現在、最も必要な素養であると言われているモノづくりに関する知識、経験、及び、将来のあるべき姿の方向性の見極め方等に関し、的確に支援し、指針がだせる立場であるという意味において、「事業承継」についても、生産技術コンサルティング対応していきたいと考えており、今回、コメントすることにしました。


 もともと、事業承継(Business Succession)には、「親族内承継」、「親族外承継(社内事業承継)」、「M&Aによる承継」などがあり、経営権や会社の資産を後継者に引き継ぐことを意味しますが、いずれにしても、下記の手順(ステップ)での対応が必要になると言われています。


 ここで、事業承継における生産技術コンサルタントの役割についても併記し、列挙すると・・・


【事業承継の7つのステップ】  【生産技術コンサルタントの役割】

 ①方針を決定する。    →  ①技術分野の方針作成支援

 ②後継者を確保する    →  ②後継者確保支援(技術素養の確認)

 ③右腕を見出す      →  ③右腕確保支援(技術素養の確認)

 ④経営に参画する     →  ④技術分野での経営参画支援

 ⑤方向性を再定義する   →  ⑤技術の方向性の再定義支援

 ⑥承継計画を文書化する  →  ⑥承継計画の技術関連部分の文書化支援

 ⑦従業員を教育する    →  ⑦従業員の技術教育支援


 このように、事業承継のいずれのステップにおいても、製造業におけるものづくりに関わる技術的側面において有効な支援が可能であり、これらについても生産技術コンサルティングの対象としていきたいと考えます。



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