top of page
shigeokumata

ブラインド鉸めについて

更新日:2023年3月23日

ブラインド鉸めは、鉸め加工の一種であり、ブラインドリベットと呼ばれる特殊なリベットを使用します。そのリベットの一部を変形(かしめて)させて部材どうしを締結(つなげる)させる鉸めです。

一般の鉸め工程は、鉸め部が製品の外部に残るような形で施されますが、ブラインド鉸めは、逆に鉸め部が製品の内部(内側)に残るような形となる鉸めであり、製品の外観形状の見栄えを良くすることを目的としたものです。

この鉸めによる固定品質は、ブラインドリベットの部品品質に大きく依存されており、加工工程の条件管理としては、ブラインドリベットのシャフト部分を引き抜くスピードのコントロールが重要となります。

出来映え確認としては、ブラインドリベットの特質上、鉸め寸法(鉸め部高さ、外径等)、外観(表面亀裂、しわ等)、鉸め強度、鉸め断面等、その多くが分解による抜き取り確認が必要な項目となります。(品質確認には若干コストがかかる)


本工程が特に品質を確保すべき重要工程に登録されている場合は、シャフト引き抜き力カーブを計測し、鉸め力、シャフト破断力等をモニタリングする様な計測システムの設置が必要となる場合があります。


このブラインド鉸め工程に対しては、上記のような工程設計上の検討が必要になりますが、それに関連する支援・指導が生産技術コンサルティング対象となります。







最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page