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ネジ締め工程のPFMEA

shigeokumata

 ネジ締め(Screw Tightening)工程におけるPFMEA実施上の注意ポイントについてコメントします。


 組付け関係の加工工程で一般的に予想される故障モードは、異品・異材組付け、欠品、逆組み、位置ずれ、2重組み、異物混入、過剰・過少加工、工程飛び、作業忘れ・・・等々があげられますが、通常のネジ締め工程では、(ネジ締め開始~着座後までの)トルク信号、ネジ締め時間などをモニタリングしており、又、後工程でのネジの有無の視覚検査(目視含む)も一般的であることから、これらにより、ネジ締め工程で起こりうるある程度の故障モードについては防げる内容になっています。

(もちろん、製品対象、工程対象により状況が異なるため、しっかりと手順を踏んでPFMEAを実行しないと、思わぬ落とし穴が潜んでいますので要注意ですが・・・)


 当生産技術コンサルタントのPFMEA経験では、ネジ締め工程で注意すべき内容としていつも挙げられるのは以下のような項目です。

 ①(ネジ締め時間で検出できないレベルの)ネジの異品(長さ等)

 ②(トルク信号で検出できないレベルの)ネジのナメリ、異物/バリ等の嚙みこみ、(部品要因含む)


 上記のような内容は、工場全体の仕入先部品管理(共通部品管理)、環境管理等にも波及する課題であり、改善の方向性を見出すには検討・調整が必要になる場合もあるかと思われます。


 以上のような、ネジ締め工程におけるPFMEA実施上の注意ポイント等に関する指導・支援がコンサルティング対象となります。




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