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ジオメット処理について

更新日:2022年12月29日

 現在、当生産技術コンサルティング事業において、ジオメット処理(Geomet)を扱っている企業様がおられるため、この処理技術のご紹介も兼ねて、今回、取り上げさせていただきます。


 以前より、防錆処理技術としてダクロ処理(Dacrotized)というものがありました。ダクロ処理は優れた防錆性能を有していましたが六価クロムを使用している為、RoHS指令およびREACH規制に適合しませんでした。そこで環境に配慮した新たな処理としてクロムを使用しないジオメット処理(Geomet)が登場しました。


 ジオメット処理(Geomet)は「亜鉛フレーク」と「アルミのフレーク」を混合した処理液に対象物を浸漬し、焼付することで強固な塗膜を形成する処理であり、現在では、ダクロ処理(Dacrotized)の代替品として世の中に広まっており、ダクロ処理の技術を応用した六価クロムを使用しないクロムフリーの仕様となっています。

 ジオメット処理の通常膜厚は8μ程度であり薄膜でボルトなどの嵌合に適していること、耐熱性、耐食性が優れていることから自動車部品に数多く採用されています。

 外観色は銀白色となっており、アルミを使用することでこの外観色が保たれています。性能としてダクロ処理と同等の性能を有すこともできるので様々な分野で活躍しています。


 ジオメット処理は水系の処理液を使用しており、自然環境や作業環境に優しい表面処理であると共に、クロム化合物・鉛・ヒ素・カドミウム・水銀を含まず、 ELV規制及びRoHS指令 にも適合します。 処理可能な素材は、鉄や鋳物はもちろんSUS、アルミ、焼結金属等きわめて広範囲に及びます。 また、粉体塗装をはじめとする上塗り塗装により、外観性、防錆性を高めることもできます。


 ジオメット処理工程は通常、脱脂-ショットブラスト-ジオメットディッピング-振り切り-焼付-冷却-検査となっており、膜厚によってはジオメットディッピング-振り切り-焼付-冷却を繰り返し行います。ダクロ処理と同等性能を付与する為にジオメット処理でも2コート(ディッピング)、2ベーク(焼付)、1トップ(上塗り塗装)をすることもあります。


                       (以上、ネット情報を引用し、整理)


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