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ドローンロボットの工場活用

更新日:2023年1月18日

 現在、ドローンロボット(Drone Robot)が様々な分野で急速に活用展開されていますが、生産技術や工場管理分野においてもいろいろな活用用途が考えられるためコメントすることにしました。


 ちなみに、ドローンロボットの位置づけについて若干コメントすると、まずロボットとは、機械を組み立てて作り上げられた、人の仕事を代わりに作業をする装置のことを指します。ある程度自動的・自律的に作業が行えるというのがポイントです。ドローンは自律飛行の機能のある航空機のことを言います。最近では「水中用ドローン」というものもありますので、空に限らず、移動可能な装置と受け取ってよいでしょう。ドローンも人の代わりの仕事を行うという意味で、ロボットに含まれます。つまり、ドローンはロボットの1ジャンルということになります。


 現在のドローンロボットの活用事例を見てみますと、近年急速に拡大している太陽光ソーラーパネルや風力発電施設などの大規模なインフラの検査員の目視による点検作業も、ドローンの導入によって大幅なコスト削減が期待されています。また、ダムや発電所、橋梁、鉄塔などの旧来のインフラの設備点検にも、法律と技術の両面で乗り越えなければならない壁がまだまだあるものの、積極的なドローン活用が期待されています。

ドローン導入によるコスト削減はもちろん、高所で危険な点検作業を行っている検査員の安全性などの面からも、より積極的な導入が期待されています。また、このような広大な敷地を利用した設備では、警備に関わるコストも膨大な時間と人件費が掛かるため、警備面での活用も急務となっています。


 ここで、生産技術や工場管理に関係の深い、製造業として身近な方向に目を向けて考えると、上記のように自然環境を相手にする状況と違って、工場内の環境はドローンロボット活用面では、自然環境に左右されないという意味で、より有利な状況とも言えます。つまりその分、活用の幅は広がると考えられます。(もちろん、より小型で、より劣悪な環境に耐えるものが必要になる場合ももちろん想定されるかもしれませんが・・。)


ドローンロボットのもつ従来にない新技術の特徴としては、

①空間を自由に動き回ることができる。

②劣悪環境でデーター収集ができる。  (像、音声、熱、気圧・・等 センサー搭載により自由に収集可能)  の2点があげられます。

この2点を念頭に置き、製造業で予想される当面の活用範囲を、物流面(構内物流)、保全面、生産面、品質管理面に着目して述べると、下記のような活用が可能であると考えられます。


(物流面での活用)

・従来の物流面での改善内容は、AGVを使った工場内搬送によるものが主流ですが、AGVはあくまでも地上走行(中には天井走行もありますが・・)であり、人と共有の通路を使用し、搬送ルートも固定されており、搬送時間や在庫管理上の課題も残るという状況でした。一方、ルート変更等にも手間がかかるというメンテナンス上の問題もありました。これに対し、仮にドローンロボット専用の搬送空間を工場内に設けることができれば、上記の問題は一挙に解決することができると予測されます。(もちろん、製品、部品箱の受け渡しの部分については、ドローンロボット専用の自動倉庫や受け渡し装置が必要になりますが・・)


(保全面での活用)

 工場内と言っても一般的には、広い空間が広がっており、保全部門の管理する範囲はかなり大きく、様々な点検や確認作業に時間を要していると考えられます。高所や人が容易に入り込めない部分の設備点検、安全点検、確認作業等、予想以上の効果を発揮する可能性があります。    〈対象;大型設備、工場内施設等〉


(生産面での活用)

 生産面での活用については、生産性向上や品質改善の手段としてドローンロボットの出番は多いと思われます。空間を自由に動けるドローンロボットにより、従来では観測が不可能な位置からの様々な(信号の)確認ができることになります。(様々な、設備の稼働状況観測や流動ワーク目線での状況観測等)又、日常作業的にも、眼で見る管理の大幅な拡大にも活用が可能であると予想できます。


(品質管理面での活用)

 品質管理部門においても、様々な検査装置や、品質保証設備(耐久試験装置等)などを保有しており、上記同様にドローンロボット活用の場が広がると予想できます。


 以上のような、ドローンロボットの生産技術や工場管理分野への活用用途に関する、指導・支援が生産技術コンサルティングの対象となります。



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