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アクティビティ相互関係ダイアグラム

 レイアウト検討において各アクティビティの配置を決めるために行われる手法にアクティビティ相互関係ダイアグラム(Activity Interaction Diagram)があります。


 アクティビティ相互関係ダイアグラムは、工場やオフィスのレイアウト計画においてそのレイアウトを最適化するための手法です。


この手法は、それ以前の検討手法も合わせると以下のような手順で実施されます。


①物の流れ分析: ここでは生産工程における物の移動や作業の流れを効率的に設計・改善するための手法として、製品や材料の流れを分析し、最も効率的な順序を決定します。


②アクティビティ相互関連図表: ここでは、各アクティビティ(出入り口、資材搬入口、部品倉庫、仕掛品倉庫、部品加工、組み立て加工、製品倉庫など)の相互関係(特に近接性)を分析・検討するためのツールとして、各アクティビティ同士の結びつきの強さを評価し、図表にまとめます。


③アクティビティ相互関係ダイアグラム: 上記①②の分析結果をもとに、アクティビティを平面図上に配置し、関係の強いアクティビティ同士を太い線で結びます。これにより、アクティビティ同士が近接するよう、また、それらの線の交差ができるだけ少なくなるようにレイアウトを決定します。


 まとめると、物の流れ分析とアクティビティ相互関連図表をもとに、アクティビティや生産工程を平面図上に落としたものがアクティビティ相互関係ダイアグラムであり、各アクティビティを記号化し、ものの流れに従いながら、図面に書き込んでいき、その際、アクティビティ同士の関係の強いものは、線を太く(あるいは線の本数を多く)して図中に書き込むという流れになります。


 この手法を用いることで、工場内の効率的なレイアウトを設計し、生産性を向上させることができます。








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