MIG溶接について

最終更新: 4月27日

金属部品どうしの接触部を溶融・固定させる目的の溶接加工の一つに MIG (Metal Inert Gas)溶接があります。

MIG (Metal Inert Gas)溶接は、アーク溶接(アーク放電の熱で接合部を溶かして溶接)の一つであり、シールドガスにアルゴン単独またはアルゴン-ヘリウムの混合ガスが使用されます。電極である溶接ワイヤーが供給装置によってトーチ先端部に送られる形をとっており、そしてコンタクトチップで通電され、母材との間にアークを発生させ、このアーク熱で母材とワイヤーを連続的に溶融させて溶接します。原理的には炭酸ガスアーク溶接と同様、そのメカニズムから半自動溶接と言えます。

溶接できる材料は、理論上 鉄、非鉄を問わず溶接可能ですが、高価なガスを多量に消費すること等の理由から、主に非鉄、特にアルミニウムとその合金に使用されることが多いようです。

このMIG溶接については、各社独自の専門性の高い技術が導入・展開されていると思われますので技術支援対象とはなりませんが、改善の基本的な部分(生産性向上(作業性、自動化等)、品質向上(PFMEA対応、不具合対策等))について、助言できる部分があれば コンサルティング対象とさせていただきます。

4回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

ばね加工について

「ばね」は、「たわみを与えたときにエネルギーを蓄積し、それを解除したときに内部に蓄積されたエネルギーを戻すように設計した機械要素」と定義できますが、そのばねにも様々な種類があります。 形による分類では、コイルばね、渦巻きばね、皿ばね、板ばね・・・等がありますが、ここでは比較的小物のコイルばね(線、棒状または板状の材料をらせん状に成形したばね)を取り上げてコメントします。(特に圧縮ばねとして自動車部

洗浄工程について(2)

洗浄工程について(1)では、製品・部品として要求される清浄度に対応するための洗浄工程について述べたが、もっと広く洗浄工程を検討するならば、部品加工~ SubAssy加工~ Assy組立の全工程で、常に次工程に送る前に次工程以降に影響のない清浄度にしておく必要性があることから、すべての工程において最適な洗浄方法が検討される必要があり、 つまり、洗浄という処理工程は最もひろく(加工工程すべてに対して)

鍛造加工について

鍛造加工(Forging)は、固体の金属材料を工具、金型などを用いて圧縮又は打撃、鍛錬をして部品に成形する塑性加工法の一つです。 鍛造加工する時の素材の温度によって、熱間鍛造(自由鍛造、型鍛造、ロール鍛造等)と 冷間鍛造(ニアネットシェイプ鍛造等)に分類されます。 鍛造加工の加工法には、据え込み(圧縮力を加えて高さを減少;鍛造の基本)、軸(容器)の前方(後方)押出し、側方押出し(パンチ進行方向と直