top of page
shigeokumata

ジャストインタイムについて

更新日:2022年7月3日

ジャストインタイム(JIT;Just In Time)は、生産過程において、各工程に必要な物を、必要な時に、必要な量だけ供給することで在庫(あるいは経費)を徹底的に減らして生産活動を行う技術体系(生産技術)をいいます。

生産技術の工程設計業務を遂行する際、このジャストインタイムを具現化するためには、①停滞をなくす(リードタイム短縮)、②早く造りすぎない(タクトタイム生産)、③余分に造りすぎない(小ロット生産)を念頭に実施することと言われています。


①停滞をなくす(リードタイム短縮)について

 素材・部品供給、(部品、製品)加工、製品出荷という形で行う一連の活動の経過時間をリードタイムといい、その内訳をみると工程内、工程間の停滞(在庫)、完成品在庫等の占める比率が高く、それらが発生しない工程設計が必要であり、そのためには各工程の同期化、整流化(分岐・合流をなくす)、1ケ流動化等を想定した活動が重要となります。


②早く造りすぎない(タクトタイム生産)について

 必要な時に、必要な量だけ供給するためには、決してスピード重視の早く造れるラインを作ることが最重要ではなく、生産数量に見合ったタクトタイムでの生産が可能なライン作りが重要です。(もちろん、最大キャパに見合ったライン能力を持たせる必要はある)

そのためには、スピードのコントロールできるライン作り、スピードバラツキの少ないライン(不良、チョコ停の少ない)作りが重要となります。


③余分に造りすぎない(小ロット生産)について

工程間の在庫を減らすためには、生産ロットを極力小さくすることが必要になります。大ロット生産では、工程間に多くの在庫を抱えることになります。そのためには、こまめな機種切り替えが可能なライン作りが必要となり、1サイクル段取りや無段取りの設備、ライン作りが重要となります。


以上、ジャストインタイムが実現できる生産技術の工程設計業務に関連する、指導・支援がコンサルティング対象となります。











最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page