先日(10月28日)、第4回 スマート工場、スマート物流、ロボデックス【名古屋】展示会(10月27日、28日、29日の3日間、ポートメッセなごや にて開催)に参加したので、その状況についてコメントします。
(同時開催の第4回ネプコンジャパン名古屋展示会分も合わせてコメント)
(1)スマート工場、スマート物流関係
・AIによる判定を使った外観検査装置関係がいくつか展示されていた。
中には、AIによる画像認識は一般的に膨大なデータの蓄積が前提になっているが、それが不要であり、新たな人の感覚に近いアルゴリズムで判断(処理)を加えるため、少ない教師データで可能となったというものも展示されていた。(人の感覚に近いアルゴリズムという部分については、理解できなかったが・・・)
・フレキシブルなピッキングシステムが紹介されており、異品対応等のポカヨケが可能であり、部品箱、部品置き場変更もワンタッチで容易に対応可能なシステムが展示されていた。
・AGV関係では、高さ、大きさ、形等、様々な形態を持ったもの、搬送対象に応じた動きのできるもの等、進化したAGVが各種展示されていた。
(2)ロボデックス関係
・小型で安全・安心に人と協働で作業ができる(インライン化可能な)デンソー製のロボットが展示されていた。(半田付け作業等に活用可能)
・ロボットによるワンチャックで、塗布、組み付け、検査等が全て対応できるシステム(把持時のズレをステレオカメラで再補正して可能にしたもの)が展示されていた。
また、ロボットのティーチングを画像認識で実施し、ティーチング時間を大幅短縮できるということに感心した。
(3)ネプコンジャパン関係
・フレキシブル半田付け治具ということで、ディスクリート部品を搭載した基板を汎用的に受ける(治具としてセット)ことができるもので専用受け治具の製作が不要(多数のピンで受ける構造で、製品の大きさ形に左右されずフレキシブルに対応可能)となる。デモ機は自動こて半田での展示を行っていたが、人による手作業での仕事でも十分活用できると思った。
・レーザー溶接部のAIによる強度予測システムが展示されており、興味を持ったが、スタッフが忙しそうで、直接詳細の確認ができなかった。
・ワイヤーボンディングの接合部面積(強度に比例)をレーザー加熱と放射赤外線(ディテクター)により非接触で検出するものも展示されていた。
・3Dプリンターの展示も各種あり、適応材料、製作精度等、日々進化しているように見受けられた。(内容詳細未確認)
Comments