振動溶着について

最終更新: 5月2日

振動溶着加工は組立加工の一種で、樹脂部品どうしを(必要部分を)溶着・固定させる工法の一つです。樹脂部品どうしの固定と気密性確保を目的として採用される工法であり、2つの樹脂部品をはさみ、加圧して固定し、接合面の面方向に数ミリの振動を与え摩擦によって発熱させ溶着します。一般的には数秒振動させ、その後、2つの部品を自動的に位置ずれしないよう元の位置に戻し、一定の冷却時間を持たせれば、溶着できます。

振動溶着過程では、2つの樹脂部品の接合面を摩擦すると接触面が溶融することにより、固体摩擦から粘性摩擦に変化し接合面において分子間結合が行われ、安定状態となったところで所定の位置に固定するよう設定して冷却すれば溶着完了となります。

振動溶着装置の溶着機構は振動を主体としていますが、その駆動機構により、直線的に振動させる方法、1点を中心として円方向に振動させる方法(円形形状の製品に限定される)、部分的に円方向に振動させる方法(スピン溶着)等があります。

この振動溶着については、超音波溶着と同様、多くの熱可塑性プラスチックへの適用が可能であり、応用可能な製品への適用検討等、助言できる部分があれば、コンサルティング対象となります。

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